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Web広告インハウス運用

経験者が推奨するインハウス

私は広告の戦場と言われる化粧品業界にて、広告代理店担当とインハウス(自社運用)の両方を経験しました。

いわゆるプロと素人による広告運用を見てきましたが、その上で断言します。

絶対にインハウス化するべきです。

以降この判断に至った経緯をメリット・デメリットでまとめてお伝えいたします。

メリット

①手数料が削減できる

Web広告運用代行の手数料は広告費の20%程度が相場となっています。

もし広告費が月100万円の場合、手数料として20万円が代理店に入ります。

さて、Web広告運用は月にどれだけの工数を要するでしょうか。

答えは1日15分、月7.5時間、すなわち、時給3万円となります。

広告費が月1,000万なら手数料200万円、時給30万円です。

では、代理運用者はそれだけプロフェッショナルなことをしているのでしょうか。

いいえ、違います。

ルーチン作業は広告配信ON/OFFと入札単価調整の2つだけです。

スポットでクリエイティブ入稿やアカウント構造・戦略変更がありますが、こちらもクリックだけの作業です。

そして、これらのスキルは当サイトの手順書通りに1週間運用すれば身に付きます。

いかがでしょう。もったいないと感じませんか?

②広告費が抑えられる

実は多くの広告主は広告費を必要以上に消化しています。

どういうことでしょうか。

広告主の利益は[売上]から[費用]を差し引いた額です。

[売上]が増えて[費用]が減るほど儲かります。

しかし、広告代理店の利益は[手数料]から[人件費]を差し引いた額です。

[手数料]が増えて[人件費]が減るほど儲かります。

すなわち、広告主に広告費を使かわせ、運用にかける時間を減らすことで利益を増やしていきます。

このビジネスモデルゆえに、営業は無闇に予算増額を提案し、広告費が浪費されてしまうのです。

なお、人件費率を減らすために、運用担当は過剰な数の広告主を掛け持つ現状があります。

これでは運用効率も疑わしいですよね。

また、ここで重要なのは“広告費”ということです。

使ってくれさえすれば、効率は契約を切られない程度に維持しておけば良いのです。

その証拠に、広告代理店のノルマは注文数ではなく広告費になっています。

この現状を知っても代理店に運用を委託しますか?

③ナレッジが蓄積される

Web広告を運用するとターゲット層が浮き彫りになります。

具体的には、下記のようなペルソナができあがります。

例1「愛知県に住んでいる40代の女性は水曜の朝9~10時にスマホで購入しやすい。」

→主婦が旦那と子供が家を出て一息ついた時間帯に購入しているのではないか。

例2「70代の女性も50代向けLPから購入している。」

→50代以降になるとゴール像は常に50代なのではないか。

こういった有益な情報は代理店から降りてきていますか?

④運用効率が上がる

ここまでお読みくださりありがとうございます。

今、皆様の考えるところはひとつ「インハウスで効率合うの?」という不安かと思います。

ご安心ください。あがります。

正確には、運用者が変わったからといって効率は下がらない、になります。

それは、効率のほとんどは商品コンセプトとLPで決まるから、

そして、クリエイティブ以外のレバーが少なく、運用で差がつきにくいからです。

効率を左右するレバーごとに見ていきます。

クリエイティブ:バナーやLPを作るのは広告主なので運用者に寄りません。

アカウント構造:推奨構造が存在するためそれに沿うだけです。

入札戦略   :手動or自動入札の選択や、リタゲや類似など、媒体によってセオリーがあります。

配信面    :媒体はYahoo!、Google、Facebook(or LINE)でほぼリーチできます。

また、媒体によっては正規代理店ゆえに審査が厳しくなることがあるため、インハウスの方が有利に働きます。

そして、もう一つ、安心材料として、最初は代理店と並走で大丈夫です。※セグメントMECEは要注意

効率が上回ってから徐々に比重をインハウスに寄せていけば安全に穏便にシフトできます。

リスクなくチャレンジできるならやってみようと思えませんか?

デメリット

インハウスに統一し、代理店への委託を停止した場合は下記のようなデメリットがあります。

担当営業がいなくなる

出稿額が多い代理店や広告主には媒体社(Yahoo!、Googleなど)の営業が担当としてつくことがあります。

その場合、うまく交渉すればMTGなどで他社の出稿状況などをかなり深いところまで公開してくれることがあります。

また、ITP対応など重要な連絡が先行して入ってきます。

しかし、必要な情報は必ずメールまたはサイト掲載にて入ってきますし、

他社情報もベンチマークにしかならないため、マストなものではありません。

代理店限定メニューが利用できなくなる

例えば、Yahoo!のブランドパネルと呼ばれるTOPページ右にある特大広告です。

とはいえ、制限されるメニューはごく一部に過ぎず、むしろそのメニューは掲載単価が高く大企業しか恩恵を受けにくいものだったりするため、掲載できてもしない方が賢明です。

また、β版の先行利用も代理店の特権ですが、ナレッジ収拾の場にされるだけで効率が良かった試しがないため不利益とは言い切れません。

インハウスにすべき広告主

メリデメをご紹介いたしましたが、

ここで、実施すべき企業の特徴をお伝えします。

  1. リソースに余裕がある
    →工数は少なくとも今の業務に乗ってくるためリソースの確保は必要です。
  2. PDCAサイクルを重視する
    →自社運用なので検証速度が早まりかつナレッジが蓄積できます。
  3. 広告費が高額 or 少額
    →手数料の数百万、数千万が社員の労務費だけで済むので削減効果は莫大です。
    また、極少額の場合も代理店の採算が合わないため依頼できず、できたとしても工数をかけてもらえず質の悪い代行となるためインハウス推奨です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

恩恵の大きさとリスクの少なさからインハウスにご興味いただけたかと思います。

ここでは具体的な運用方法までご説明できませんでしたが、当サイトにて「たった7日で自社運用」できるSTEP形式のHowTo記事をご用意しておりますので、ぜひ流し読みしていただきたいです。

広告運用の簡単さがご理解いただけるかと思います。

なお、これらの記事だけでも成果が出るフェーズまで到達できるかと思いますが、

社内で運用担当の育成をお考えの場合は「無料OJT」も承ります。

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また、リソースは足りないがインハウス運用したいという場合は「初期設定+初月無料運用」を承ります。

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ぜひお気軽にご相談いただければ幸いです。