議題
月2億円の広告費を投じるゴリゴリの通販化粧品会社にてブランドマネージャーを務め、雑誌・TV・Web広告など、ほぼすべてのプロモーションを経験した中で、1番検証らしい結果が出たものをご紹介します。
内容としては、Instagramでのインフルエンサーマーケティングにて、依頼先アカウント選定の最適解になります。
インフルエンサーマーケティング@Instagramにて、 フィードに1人2投稿していただく施策を実施しました。 下記2条件ではどちらが多く注文がきたでしょうか? A :フォロワーが10,000人以上のインフルエンサー10名 B :フォロワーが1,000人以上のインフルエンサー100名 ※フォロワー合計は同じ ※成果による報酬変動はなし ※ターゲットは4,50代女性 ※インフルエンサーはほぼ3,40代主婦
予想
B :フォロワーが1,000人以上のインフルエンサー100名
の方がよいと予想していました。
理由は、、、
Aは著名人と呼べるため、ファン的フォロワーが多く関係性は薄いと考えられ、
Bはまだまだ一般人のため、友人的フォロワーが多く関係性は濃いと考えたためです。
結果
A :フォロワーが10,000人以上のインフルエンサー10名
の圧勝でした。
注文数に倍近くの差が生まれました。
依頼したインフルエンサー10名のうちほぼ1名からの注文でした。
その1名はフォロワー数は数万人のカリスマ的な人気読者モデルでした。
しかしながら、そこから来た注文の引上率(集客商品から定期商品へ引き上がった割合)は非常に引く効率は合いませんでした。
考察
ABともに注文数が伸びなかったことから、投稿での訴求の上手さは関係ないと考えられます。
Aにて一部注文が伸びたことからインフルエンサー自体のカリスマ性(憧れる存在か)が重要なのではないでしょうか。
集客商品から定期商品へ引上率が低かったことからも、「〇〇さんが使っているから買おう!」というような動機での購入が多かったのではないかと考えられます
まとめ
SNSにてインフルエンサーマーケティングを行う場合は、カリスマ性や影響力を有する方に絞るのがベストプラクティスです。※商材やターゲット年齢層にもよる。
もちろん、マーケティングの最大の敵は偏見ですので、まずは小さく検証するというセオリーを遵守することをお勧めします。